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安全にサイトを更新するために、WordPressのバージョンアップで気をつけること

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WordPressは定期的にバージョンアップが行われ、新機能の追加やセキュリティ向上が図られています。
バージョンアップにはさまざまなメリットがありますが、注意点も多く、無計画な更新はサイトトラブルの原因となることも。

本記事では、WordPressのバージョン管理の必要性、アップデートの種類や方法、確認点、そしてダウングレードの方法について詳しく解説します。


WordPressのバージョン管理の必要性

バージョン管理を行う意義とメリット

WordPressのバージョン管理は、サイトのセキュリティや安定性を維持するために重要です。
特に、古いバージョンのまま放置していると、脆弱性が悪用されるリスクが高まります。
最新バージョンにはこうしたセキュリティホールの修正が含まれることが多く、サイトの安全を確保するためにもバージョン管理は欠かせません。

また、バージョン管理によって、新機能の利用が可能になり、ユーザー体験の向上や管理効率の向上が期待できます。
サイト運営者として、バージョン管理を怠らず、安定したサイト運営に努めることが求められます。


メジャーアップデートとマイナーアップデートの違い

メジャーアップデートとは

メジャーアップデートは、WordPressの大幅な機能追加や変更、ユーザーインターフェースの改良、新たな機能の導入が行われる重要なアップデートです。

バージョン番号が「5.7」から「5.8」といったように増加する際の更新がメジャーアップデートに該当します。
サイトの構成やテーマ、プラグインが大きく影響を受ける可能性があるため、慎重に行う必要があります。

マイナーアップデートとは

マイナーアップデートは、セキュリティの強化やバグの修正など、細かな調整を行うアップデートです。
メジャーアップデートと比べて影響は少ないですが、セキュリティ上のリスクを解消するために重要な役割を果たします。

バージョン番号が「5.7.1」から「5.7.2」といったように小数点以下が変更される更新がマイナーアップデートにあたります。


バージョンアップをする方法

WordPressの管理画面から行う方法

WordPressの管理画面から「ダッシュボード」→「更新」メニューにアクセスすることで、手軽にバージョンアップを行えます。
メジャーアップデートやマイナーアップデートもこの方法で対応可能で、数クリックで完了するため利便性が高いです。

プラグインによる自動更新設定

プラグインを利用してWordPressを自動更新することも可能です。
特にマイナーアップデートは自動で行う設定にしておくと、セキュリティリスクが発生する前に対応できます。

ただし、プラグイン自体の互換性も確認する必要があるため、信頼性の高いものを選ぶことが重要です。


バージョンアップをした時に確認した方が良いこと

テーマやプラグインの互換性チェック

バージョンアップ後にテーマやプラグインが正常に動作しているかを確認することが重要です。
メジャーアップデートの場合、テーマやプラグインの互換性が崩れることがあり、レイアウトの崩れやエラーが発生する可能性があります。
バージョンアップ前に必ずバックアップを取ることも大切です。

ページの表示確認とエラーチェック

サイトの主要なページが正常に表示されているかを確認し、エラーチェックも行いましょう。
特にフォームやECサイトのカート機能など、ユーザーが利用するインタラクティブな要素に問題がないかを確認することが重要です。

エラーが発生している場合は、ダウングレードも視野に入れつつ対応を検討しましょう。


ダウングレードをする方法

プラグインを使った簡単なダウングレード方法

バージョンアップ後に不具合が発生した場合、プラグインを利用して簡単にダウングレードが可能です。
「WP Downgrade」などのプラグインを使用すれば、過去の特定のバージョンに戻すことができます。
プラグインを利用することで、安全かつ短時間で元の状態に戻せる点がメリットです。

FTPを利用した手動のダウングレード

手動でダウングレードする方法もあります。
公式サイトから希望するバージョンのWordPressをダウンロードし、FTPでサーバーに上書きすることでダウングレードを行います。

この方法は経験が必要ですが、細かなバージョン調整を行う際には有効です。
また、安全性のため、ダウングレード前にバックアップを取ることをお勧めします。


まとめ

WordPressのバージョンアップは、サイトのセキュリティを強化し、新しい機能を活用するために不可欠です。
メジャーアップデートとマイナーアップデートの違いを理解し、安全に更新を行うための事前準備と確認を怠らないようにしましょう。

また、不具合が発生した場合には、ダウングレードという選択肢もあります。サイト運営の安全と安定性を確保するために、しっかりとしたバージョン管理を心掛けてみてください。

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